生活協同組合コープさっぽろ(札幌)が販売していた中国産ウナギのかば焼きから、微量の合成抗菌剤「フラゾリドン」が検出されていたことが一日わかった。コープさっぽろは同日までに撤去、店頭での告知を始めた。
商品は「潮育ちうなぎ」。コープさっぽろの委託を受け、日本水産(東京)の子会社が中国・福建省の養殖場で製造。
フラゾリドンは発がん性があり、国内では養殖魚などへの使用が禁止。中国からの輸入時やメーカーなどが行う検査では検出されていなかった。
コープさっぽろが自主検査のため、日本冷凍食品検査協会(同)に、店頭から抜きとった検体をもとに調査を依頼したところ、七月三十一日に「フラゾリドンを0・002ppm検出した」との報告があった。
商品はコープさっぽろの全九十八店で扱っており、六月二十一日から七月二十日までの一カ月間で約二万千匹を販売。現在まで健康被害の連絡は受けていないという。
(北海道新聞より引用)
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