2008年2月26日火曜日

手作り雑貨や木工品いかが 養護学校など即売会 札幌

障害のある子供たちが作った雑貨や木工品の展示即売会「レインボーフェスティバル2008」が二十二日、札幌市中央区南二西二のラルズプラザ札幌店で始まった。
 札幌市特別支援教育研究連盟の主催で、今年で五十一回目。小中学校の特別支援学級や養護学校に通う子供たちが、作業実習で作ったきんちゃく袋やビーズのストラップ、木製のおもちゃなど約一万四千点が並んだ。
 作品はいずれも丁寧な作りで、来場者は品定めしながら「選ぶのに迷う」と話していた。
 売り上げは各校に配分され、新年度の材料費に充てられる。二十六日まで。

(北海道新聞より引用)

2008年2月21日木曜日

「14年ぶり」注目の船木 長野大会がスタート スキー国体

 第63回国民体育大会冬季大会(長野かがやき国体)スキー競技会は19日、長野県の野沢温泉村体育館で開始式を行い、4日間の大会がスタートした。自治体の財政悪化で開催地が1年前まで決まらない異例の事態となったスキー国体だが、ようやく開催にこぎつけた。
 長野県でのスキー国体開催は7年ぶり8回目。47都道府県から選手、役員合わせて1900人が参加し、20日から22日までジャンプ、複合、アルペン(大回転)、距離を行う。昨年、男女総合(天皇杯)で過去最低の4位に終わった北海道は、総勢88人の選手団で2年ぶりの優勝を目指す。
 注目はジャンプの長野五輪金メダリスト、船木和喜(フィット)。北照高時代以来14年ぶりに成年男子Bで出場する。昨年の秋田国体を制した金子祐介(東京美装)、今年のUHB杯2位の吉岡和也(土屋ホーム)にも期待がかかる。同AはW杯メンバーで、17日の全日本選手権を制した湯本史寿(東京美装)が優勝候補筆頭だろう。
 アルペン少年女子は、全国高校大会の大回転覇者の長田愛未(双葉高)と、回転優勝で3人の姉に続く同大会制覇を果たした武田里江(富良野緑峰高)が対決。複合は、今大会から出場が認められた中学生選手として全国中学大会9位の竹花健汰(札幌八軒東中)が少年男子で上位をうかがう。

(北海道新聞より引用)

2008年2月15日金曜日

温室でぽかぽか砂遊び 札幌・西区の幼稚園にハウス

真冬でも、暖かい温室なら砂遊びもばっちり-。札幌市西区の宮ノ丘幼稚園(三浦康暢園長、園児数百二十人)が昨年十二月、フィルムを張った大型温室を敷地内に設置し、園児や未就園児クラスの遊び場や、家族の交流の場として活用している。
 温室は広さ約二百七十平方メートル。同園が農園を借りる恵庭市内の農家の施設を参考にした。
 暖房はほとんど使わず、外気が氷点下でも、晴れれば日中は約三十度まで室温が上がり快適。地面の半分には芝生を敷き、残りの一部には先週末に砂場を設置した。
 未就園児の日根響流(こうる)ちゃん(3つ)は、プラスチックのおもちゃに砂を詰めるのに夢中で、母親の雅子さん(34)も「砂は久しぶりの感触。大変ありがたい」。
 三浦園長は「防犯面などの目配りをしつつ、地域開放も考えている」と話している。

(北海道新聞より引用)

2008年2月9日土曜日

有朋高跡に総合盲学校 道と道教委 調査費計上 「札幌」「高等」を統合

道と道教委は八日、札幌市中央区の有朋高跡地に、道立札幌盲学校(江別市、三十二人)と道立高等盲学校(札幌市中央区、九十六人)を統合した「総合盲学校」を設置する方針を固めた。新年度予算案に調査費二百万円を計上、二○○九年度にも建設に向けた事業に着手する。札幌盲学校は、定員不足が深刻化する高等養護学校への転用も検討する。
 総合盲学校は幼稚部から小・中・高・専攻科までの十八年間と、社会人を対象にした再研修など視覚障害者の生涯教育の拠点となる全国初の施設。
 両校は児童生徒の増加により一九七四年に分離したが、医療の進歩から視覚障害児は減少傾向にあり、札幌盲学校の在籍者は分離当時の四分の一に、高等盲学校も三分の二に減った。
 また、本年度から完全実施となった特別支援教育では、盲学校は視覚障害者が通う小・中学校の特別支援学級に対する指導的役割も担うため、「専門性を確保するには一定の規模が必要」(道教委学校教育局)として再統合することにした。
 新年度予算案で道教委は、総合盲学校について「一貫教育のあり方などについて調査、検討する」と明記。道内、外の盲学校を視察するなどし○八年度内に結論を得た上で○九年度以降に建設に向けた予算要求を行う考え。
 一方、道教委は、高等養護を小樽市銭函の道立小児総合保健センター跡地に新設する方針だが、将来的にはなお札幌圏での定員不足が懸念される。札幌盲学校は寄宿舎もあり、「高等養護への改修費は新設に比べ何分の一かで済む」(道教委幹部)という。ただ、高等養護志願者の予測が難しいことや、札幌市立高等養護の増設計画によっては必要規模が変わるため、慎重に増設を検討する。

(北海道新聞より引用)

2008年2月3日日曜日

全国初の信金講座 樽商大、4月開設 札幌信金が協力

札幌信金と小樽商大は三十一日、四月から同大の三、四年生を対象に信用金庫をテーマとした講座を開設することで合意した。札信がCSR(企業の社会的責任)活動の一環として全面協力し、山田正会長や太田堯理事長のほか、日銀札幌支店の上野正彦支店長、北海道財務局の金融監督官らが講師を務める。「信金」が講義のテーマとなるのは全国の大学でも初めてとみられる。
 講座名は「地域経済の活性化と信用金庫」。毎週金曜日の三講目に正式な授業として行われ、通年で計二十九回を予定する。
 履修学生は計六回のリポート提出が求められ、四単位の取得が認められる。
 講師陣は二十八人。上野・日銀札幌支店長が「金融システムの制度的枠組み」について講義するほか、シンクタンクの信金中央金庫総合研究所(東京)の研究員らが地域振興を図る上での地元信金の役割について話す。
 また、昨年秋に民事再生法を申請したハコセン(函館)など大型企業案件を手掛ける橋本昭夫弁護士も信金による中小企業の再生支援について説明。札信の融資担当者は実際に再生支援したケースを紹介するなど、学生にとっては地域金融の現場が学べるカリキュラムとなっている。
 札信は「学生に信金業界をもっと知ってもらうとともに、優秀な人材の確保にもつなげていきたい」としている。

(北海道新聞より引用)