サッポロホールディングスの不動産子会社「サッポロ都市開発」(札幌)の藤田光宏社長は三日、北海道新聞の取材に対し、不動産開発の第一号案件として、複合商業施設「サッポロファクトリー」(同)の一部駐車場をマンションなど住居系物件に再開発する意向を明らかにした。ファクトリーも改装し、八テナントを入れ替える。
サッポロHDは創業地の札幌で不動産開発を積極的に進めるため、昨年十二月にサッポロ都市開発を設立。今年三月からは、ファクトリーの運営なども継承した。
再開発するのは、ファクトリーの第四駐車場だった中央区北四東四の約五千六百平方メートルの土地。JR札幌駅から徒歩十分圏内の好立地で、藤田社長は「マンションや医療・健康施設、高齢者関連施設などを念頭に開発したい」と語る。
八月までに、大店立地法に基づく変更手続きを完了させ、本格的に開発に着手、来年から再来年に完成させる。
開発は道内企業と共同で行い、近隣で予定される北ガス跡地の再開発事業とも連携、藤田社長は「創成川東側地区の活性化になる再開発にしたい」と語る。今後は、自社資産の活用だけでなく、新規の不動産物件を取得した再開発事業も注力する。
また、ファクトリーは三月二十日にリニューアル。新たにアイスクリーム店やコーヒーチェーン、有名ラーメン店、住宅ショールームなど八テナントが入る。
(北海道新聞より引用)
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