道農政部の幹部職員ら多数が道農業開発公社(札幌)の職員と飲食を繰り返していた問題で、道は二十六日の道議会で、計五十回の飲食に六十二人が出席し、このうち二十六人が道職員倫理条例違反の疑いがあるとの中間報告を明らかにした。三十一日までに減給や戒告などの処分を行う方針。処分者数は一九九七年の同条例制定以来、最多となる見通しだ。
違反者のうち主幹以上の管理職は十六人で、西山泰正農政部長や現職支庁長らが含まれる。処分内容は飲食回数や役職などを考慮して決める。ただ、飲食への参加を否定する職員がいるなど一部で調査が難航しており、最終的な処分者数は変わる可能性もある。
農政部職員と同公社の飲食は二〇〇三-〇七年度で、今月四日、国家公務員倫理審査会からの情報で発覚。同公社は道の補助金を受け、同条例が飲食を禁じる「利害関係者」にあたる。飲食は国、道、同公社が参加した会議終了後や、国の事業ヒアリングのため道と同公社職員が上京した際に行っていたことが確認された。同条例違反では十七日、関連業者との飲食で知事政策部サミット推進局長や桧山支庁職員らが処分を受けたばかり。
(北海道新聞より引用)
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